「……。」シャンプーの泡を流すため水を頭から被る。人ん家だからかトリートメントまでは遠慮して使わずにいた。髪を洗い終え、振り向くと此方を見詰めていたからか視線がぶつかる。「な、んだよ…。ほら、背中流してやるから来い。」何故か突っ立ったままでいる彼に座ったまま迎える為手を拡げ片手にはシャワーを持ち、傍らにはボディーソープを備え声を掛ける。