「あ、あぁ……」空悟は千夏に指を指され、少し頬を掻いた。やはり何時ものデートだと思いながらも、少しの間電車を待った。そして電車に乗車してから30分経過すると、やはり休日だからか、満員状態になっていた。空悟達は車両の角に寄りながら立っていた。もうすぐ乗り換えるが、千夏は大丈夫なのかと顔を見る。