「当たり前な事したまでだよ……」空悟はそう言って千夏によりそうと、電車が次の駅に止まった。そこから一斉に人混みがその駅に降りていき、空悟達以外は誰もこの車両に人が居なくなってしまった。「……誰もいなくなったな」