「スー…、……。」和希の苦悶を知らず無防備にも無自覚でそんな彼の気もお構いなしにぐっすり眠っていた。何時も凛々しい眉毛も今は垂れている状態だ。和希が空いているベッドのスペースへと腰を下ろし、頬を撫でる動作に更に笑みを深めるが身体はピクリともせず尚眠っている。