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>>780

「え……！？」

彼の囁きに風馬は分かりやすく顔を赤らめる。
彼の本気のような声を聞いて、顔は見られなかった。
頭を撫でられると余計に恥ずかしくなり、顔を俯かした。

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「はぁ……可愛い」

彼の様子に我慢が効かなくなった彼方は絢斗を抱き締めた。
その様子をいつもの彼方からは想像できないものだった。

「……屋上行ったらさ、ちょっとだけ触らせて」

耳元で甘い声を囁く。


>>781

「そんなに怯えないで。名前は君のお兄さんから聞いたんだ、知り合いって言っただろう？」

彼の頭を撫でながら当たり前のように言う。


>>782

「いてて……ん？どうした？もしかして、勃った？」

まだ痛みは残っているが、遊の様子を見た南は意地悪な笑みを浮かべた。
「勃ったのなら仕方ねぇな」と徐々に距離を詰める。我ながらしつこいとは感じていたものの、遊が可愛すぎて我慢が効かなくなったのだ。


>>783

「ふふっ、さすが翔琉。俺のこと分かってんな」　

彼の呆れた様子を見ながらも嬉しそうに微笑む。
和希は彼の返答次第でこれからを考えようと思ったのだ。
受け止めてくれれば嬉しいし、優しくしようと思う。だが、逆に断られればそれまでだ。
しかし、和希は翔琉が断ることはないだろう、と確信していた。