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英語なんか単語と文系式を覚えればええやんか、未だ顔がちんぷんかんな彼女を見ながら心の中で嘆く。こういう場合は取り敢えずこれにしとけばええんよ、そう付け足すと微妙な反応をし成る程ねと呟いた。絶対思っとらんやろ

「英語は分かった、んじゃ数学もよろ」

「待って下さい、俺数学苦手なんよ……んーっと…あっ、そや。雪野君に聞いてきたらどうです？」

堪忍してや雪野君！といきなりヘルプを出してしまった彼に申し訳なく思いながら指を向ける。彼女はそーね、と軽く返事をし何故か俺の腕を引っ張って巻き添えをくらいながら雪野君の席へと連れて行かれる