有難う御座います(あー、面倒い…なんで現役高校生におつかいなんてやらせるん?ほんっまおかん謎やで……)心の中でぶつくさと愚痴を言いながら、冬の商店街を歩く。手には鍋用の食材が入った白いビニール袋、もう片方は店のおばちゃんに貰ったロリポップキャンディー。皆して俺を子供扱いしとる。それだけではとても決定付けられないが、自分の母のこともあり、嫌でもそう思ってしまう。志摩はけ怠気に白いため息を吐いた