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カラカラと教室のドアが開く音が、少しの興味でちらりと横目に見ると地味で真面目で（俺の中では）有名な雪野くんだった。対して仲も良くないし、話したこともあまりないので挨拶する必要はないかな、と耳につけていたイヤホンを外す。プレイヤーの真っ暗な画面を見ると、はっと昨日のことが思い出される

（雪くん……やったっけ、なんか似とる様な……？）

チャラ男と真面目くん、ピアスとメガネ、どう考えても結び付かない。でも、心なしか同じ様に見える。

（目可笑しなったんやろか…？）

ぐいっと目を乱暴に擦ると、皮膚が傷付き赤くなった