史乃「先生寝るんだからいいでしょっ」 ベッド近くに椅子を持ってこられれば、四ノ宮が寝る気がないことが見て取れる。相手の手がこちらに伸びてくると取られまいと背を向けスマホを胸の近くで隠す。こういう時だけ教室らしいことを言うのは納得がいかない。私がその気になれば四ノ宮先生がサボっていることを告げ口出来るんですから。「…スマホなしでどうやってこの時間を潰せというんですか」