史乃「っ……分かりました、少しだけですよ」 こちらを見て微笑むその姿に不覚にもキュンとしてしまい慌てて視線を外し、持っていたスマホを再び枕元に置く。 あの日四ノ宮先生に一目惚れしてから、顔を見る度胸が高鳴っていたが噂を聞き報われない恋だと諦めようとしているのに先生の声や仕草一つで想いが溢れてしまいそうになる。