>>40「ッ!」『ご褒美』という言葉に幸人は犬のように反応する。湊を見つめる瞳には輝かしい光が灯っている。「……よし、頑張る!」そう言って幸人は頑張って筆を進ませる。先程までは分からなかった問題も今なら解ける気がしてきた。湊が教室の鍵を閉めている事は気付いていないようだ。