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彼から発せられた言葉で硬直し、そしてそれにより箸に挟まれていた食べ物を真っ白なご飯の上に落としてしまう。
美味しい、なんて言われたことは何回もあるが、どういう事なのか顔が赤に染まってしまう。本当に今日はどうかしている、ということを認識出来た。

おかしいことを悟られぬよう、顔をそっぽを向かして食べる。行儀が悪いのは分かっている、分かっているのだがそうはいられずにはいられない。

「…お風呂入ってきてください、」

その間に染めあがったのを治したい、お皿を洗いたいと思い、そう告げる。