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>>132

「そう、あそこだよ」

　と、話している内にその建物は近付いてくる。もう少し話してしまえば、カランコロンと焼肉店に似つかわしくない鐘が鳴らされる。
肉の香ばしさと共に彼女から質問をされた。好きな食べ物、だそうだ。

「うーん、キムチとか鶏の軟骨揚げとか……ラーメンも美味しいし、夏に食べる枝豆は最高だし、迷うなぁ」

　そういえば、酒のつまみばかりではないか。まぁ、飲ん兵衛ではないにしろ、適度に飲んでるからそうなるのか？
　と、そんなこんなにカランコロンと鐘を鳴らす時が来た。



thanks.
注文までのやり取りはどうしますか？　とばしてもいいなら、会計まで飛ばしてからの返信でも大丈夫です。

>>133

　彼女が動かなくなった、というより硬直したの方が正しい。彼女はどうかしたのか、箸で挟んでいた食べ物を真っ白ご飯の上に落としたのだ。
それから彼女はやや赤いようにも思える顔をこちらに向けないように食事を再開した。
　どうかしたのか、と声を掛ける前に彼女がお風呂に入ってきてください、と言い出した。
俺の家なのに何様なのか、とも思ったが、相手は女子高生だ。何となくだが、これには従った方が無難なような気がする。

「うん、分かったよ」

　そう言うと、バスルームの方へ向かい、着替えを探してから脱衣をしてシャワーを浴びる。