大人なりきり掲示板

Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.141 )
日時: 2019/08/08 22:42
名前: さり (ID: OypUyKao)

>>138

「あ、急かせちゃって……ごめんね。じゃ、注文しよっか」

 ごめんね、と手を合わせて謝ると、そう言葉を返してから、すいませーん、と特別広くはない店内で声を上げる。
直ぐに店員さんが来てくれた。よく見る人で珠に話すこともある。
最初は笑顔でこちらを見てくれたが、彼女の存在に気づくとおちょくるような視線を今度は向けながら、

「ご注文決まりましたか、それでは注文をお願いします」

 んじゃあ、俺は……と続けて自分の分のメニューを注文すると、じゃああかねさんも、と声を掛ける。


>>139
 それでは始めさせてもらいますね。宜しくお願いします!

DV男
「……」

 逃げられた、アイツに。何で、逃げるんだよ。
俺がお前に、華夜に何をしたってんだ。
俺から逃げようとしたって、無駄。無駄無駄無駄無駄無駄ァア……そう、無駄なのだ。
頭の中でそんなことを考えながら、
口で息を短時間に何度もすぅー、はぁー、と繰り返していく。
華夜のバイト先のカフェをようやく見つけた。もう、俺から逃げさせねぇ。
愛とは時に凶器となる。もう日も暮れかけようとする頃、
どう考えたって異様な男も少しずつ闇に紛れてしまおう、と空は暗くなっていく。


 ほぼ同じタイミング、一人の男が駅から出て自宅に帰る途中であった。
駅からDV男の居るカフェを通り、暫くして自宅に到着するルート、
アイツがいつ見つかるかは時間の問題だった。


>>140

 シャワーを浴び終わり、ふぅとひと息つく。
髪の毛を乾いたタオルでごしごしして、体を拭いて、寝巻きに着替える。
ゆったりと、夏らしい寝巻き。上は当たり障りのないTシャツ、
下はゆったり、通気性の良いさらさらなボトムス。
肩にタオルを掛けて、リビングに戻ると彼女は、
千歳は食事を終えたのか、皿洗いをしていた。

「お風呂、入ってきたよ」

 その報告、必要ないだろ。と、ツッコミが飛んできそうだ。
リビングへのドアを開けるなり、そう言った。