大人なりきり掲示板

Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.156 )
日時: 2019/08/14 19:41
名前: さり (ID: 9RGzBqtH)


>>153

 すごく素敵な人だと思います、と言われた。慌てて顔を下げてしまった彼女の頬はほんのり、耳はとても赤かった。
その言葉を受け止めきれなくて、口をつぐんで何処かを見ながら、どう返そうか、考えていた。

「……あ、のさ、今から変なこと、言うけど、聞いてもらえる?」

 当たって砕けろ、この言葉が脳裏をよぎった。


>>154

 夏の暑さにだるくなった体は果たして性的な違和感にも疎いのか。さて、どうだろう。
寝ている筈の彼だが、目元がぴくぴくと動いているし、小さいながらも声が出ている。この違和感には、誰しもが敏感なのだろうか。
 暫くして、違和感に耐えられなかったのか目を覚ました。
ぼやけた、暗い室内。それから体に感じる重さと温かさ、何よりある部分に違和感を感じた。

「ん……っ、な、なにしてるの」


>>155

 野郎はとっとと逃げてしまい、ほんとクソ小心者かよ、と心の内で軽く罵りながら、
緊張というか、恐怖から解放されてへにゃっとしゃがみこむ隣人はこちらを見上げると、隣人さん、と聞いたらしかった。

「そう、あんたの隣人だ……んで、一人で帰るのか?」

 あいつが隣人の何なのか、には興味はそれほどない。人助けなんかしたつもりはねぇし、と。