大人なりきり掲示板
- Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.16 )
- 日時: 2019/01/02 22:31
- 名前: さり (ID: mvR3Twya)
>>14
ガチャリ、と乾いたドアを開ければ横からも更にその音が聞こえてきた。
誰だ、とも一瞬は考えたがそもそも俺は角部屋だ、と考え直すと答えは簡単だった。
緊張してるのか、寒くて口が震えているのか。挨拶をされたら返すしかない。
「あ、おはよ。あー、確かに寒かったね、あのラーメンが身に染みたよ」
昨日のことをやんわりと掘り返せば何となく微笑んでしまう。
確か彼女は高校生だったか、彼女の服装に若いなぁ、と若者なのに感じてしまう。
それから続けて
「今から学校なんだ、んじゃあ橘さん頑張って」
何を言えば良いのか分からず、
取り敢えずそう言い残して自分はさっさと階段を下りていく。
部屋の鍵は閉めたよな、忘れ物は無いよな。朝食も買わないと。
>>15
確認しました、問題はないので開始させてもらいます。
詳しく書いてくださり、ありがとうございます。
透真27設定。
寒い。あの子と付き合っていれば居れば抱き締めて抱き締められて寒いのなんて気にならないのだろうか。
寒い夜風に吹かれ、ないものねだりをついついしてしまう。
寒い冬だからこそ、恋しくなるのだ。
はぁ、と吐いた息は白く、いつの間にか消えてしまった。
一人じゃ寂しいからと日付変わる前に家を飛び出し、コンビニで缶ビールを何本か買い。
公園でちびちび飲み干すも簡単には酔わせてくれないこの体を今は憎々しく思うだけだ。
そうして空っぽの缶がカチャカチャ鳴るビニール袋を提げながら自宅アパートへ戻ってきたのだ。
そうすると、誰かが階段の下に居るらしかった。奥底に僅かな期待を込めて誰なのかを伺うもどうやら俺は見つかってしまったらしい。
とはいえ相手の顔を見た途端に見つかったのもまた幸運だと感じてしまった。
「あー、七瀬さんどうしたんですか。もう日付変わっちゃってますよ」
自宅で休んでくださいよ、と優しく声を掛けながらも立てますか、と問い掛けていた。