大人なりきり掲示板

Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.17 )
日時: 2019/01/02 23:53
名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)

気持ちが悪い。
今日の会社の飲み会は珍しくお偉いさん方が揃っていて、普段仕事を真面目にテキパキとこなす分か痛く気に入られてしまっていたようでこれでもかと酒を煽られた。安酒は頭が痛くなるばかりだ。一度部屋に戻ったはいいものの火照る身体をなんとか抑えようと自宅であるアパートの階段下に座り込み夜風に当たる。スカートスタイルのスーツでは足が幾分寒いけれど立ち上がる気力が湧かなくて、かれこれ20分くらいこうしているだろうか。
ぼーっとしていると向こうから何やら人影が近づいて来る。誰だろう。まだぐらつく視界で何とか相手を捉えると知った声が降ってきた。

「お、くのさん。今お酒臭い、から来たらダメだ、よ」

見上げるとやっぱり、隣人さんだ。優しく声をかけてもらえばいい大人がこんなに悪酔いしている姿などみっともなくて顔向けできないなぁと思いながらたどたどしく言葉を紡ぐ。酒で溶け、ゆるりとした思考回路は普段の敬語を忘れかけているらしい。
立てる立てる、とフラつく足元で重心の置き場が定まらない不安定感を見せつつ片手を座っているコンクリートに着くと尻を上げて。


ロルの長さにばらつきが大分あると思います。すみません!