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自分の小さな身体では奥野さんにすっぽりと収まってしまい､必然的に肩口に顔を埋めるような形になってしまった。
抱きしめられると奥野さんって思ったより大きいんだなぁ､しかもなんかいい匂いする…一気に色々な情報が頭の中に飛び込んできてどうしようかと思ったけれど、なんだかそれも一周まわって心地よく感じるようになってきて焦りや嫌悪とかそういう感じはしなかった。

「…誰かに見られちゃうかもしれないですよ？」
外だしアパートの近くだから誰かに見られちゃうかな…と多少の不安はあったけれど言葉とは裏腹に､それより今はこの時間を堪能したくて､ゆっくりと自分も彼の背中に手を伸ばした



大丈夫ですよ!