「うん、と、左曲がって突き当たり右、の部屋」寝室の場所を問われればベッドまで運んでくれるのだなと察し乱暴にパンプスを脱ぎ答える。確かに今は何より横になりたいし酷く寒いから布団に入ってしまいたい。きっと人肌が離れたらとても寒くて耐えられないだろう。そんなことを考えていた所為か支えてもらうため相手の服に添えていた手に力が入りきゅっと握るようにして