寝室まで運んでもらい、ベッドへ優しく下ろされると先ほどの温もりはふわりと溶けていった。代わりにまだ温まっていない無機質な布団のヒヤッとした感触。「ありがとう、ございます...」普段眠っている場所というのは不思議なもので眠気が急に襲ってきた。とろりとしてボヤけた視界でなんとか相手を捉えると辛うじて頷き礼を述べ、今度何か持って行こうそんなことを頭の片隅に置きつつもあっさりと眠りに落ちてしまった。*時間飛ばし等ご自由にお願いします