大人なりきり掲示板

Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.38 )
日時: 2019/01/14 00:11
名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)

「嗚呼、だから起きてください...!こんな所で寝たら駄目ですって!」

一応は起きたもののうつらうつらして意識をはっきりさせない相手に再び呼びかけ肩を揺らす。そもそも何故隣に部屋があるのに此処で寝ていたのだろう?何故わざわざ私の部屋の前...?う-んと首を捻りよく考えれば案外答えはすぐに浮かんだ。

「鍵...できなかったんだ」

私を部屋迄運んで出たは良いものの外からじゃ合鍵を持ってない限りは締められない。だから、きっと夜通し見張ってくれたんだろう。
そう思えば途轍もない申し訳なさと少しの愛おしさが込み上げ余計に放ってはおけなくなった。重ね重ねお礼をせねばなるまい。

「寒いですから、取り敢えず家にあがってください」

しゃがみ込み揺さぶりながら聞き取りやすいよう耳元でゆっくり述べて。