お二方、返信が遅れて大変申し訳ありません。
注意書きに遅いとか書いてありましたが遅すぎましたかね。
>>42
*飛ばしていただき、助かります。本来ならこういうのも私の仕事であろうものが。
お洒落なケーキ屋、なんて男一人で入るのにはそれなりの度胸が要るな、と後悔した夕暮れ。
定時で帰れるなんてもしかして世界が今すぐに彼女にお礼をしろと告げているのか、と考えて帰りにふらりとケーキ屋によった。
入ったは良いものの、彼女の好みも知らないし周りは女性客ばかりで居心地は悪かった。
結果としてシンプルなショートケーキ、ナッツの食感が楽しいと語るチョコケーキ、
ナッツ、付き添いのオレンジの酸っぱさが嵌まるというチーズケーキを一切れずつ購入することにした。
車の助手席にケーキを乗せると直ぐ様エンジンを掛け、自宅へと向かう。
自宅の駐車場に車を停めるとケーキの入った箱を提げながら階段へ向かうと彼女の姿が見えた。
ビニール袋を提げている、スーパーにでも寄って帰ってきたのだろう。
それなら食後のデザートにでも食べてくれれば良いのだが……。
「あ、七瀬さん。いきなりだけど、これ、受け取ってもらえませんか」
箱を少しだけ上げながら、相手が階段を上り終えた彼女を確認すると声を掛ける。
もしこれでケーキを受け取ってもらえなければ、悲しい気分で久しぶりのケーキを食べることになる。
それだけはどうも避けたい。
>>43
*上に書かせてもらったように此方も返信が遅れてしまうことがあるので大丈夫ですよ。
のんびりとでも良いので楽しくなりをさせてもらえればいいんで。
自分のコメントに喜んでいるのか、そう言葉を返す彼女の顔を見ることはなく、ご飯とそれから生姜焼きをひたすら突っついていた。
おいおい、残されたサラダはどうするんだと一切触れられてないサラダにも手を伸ばしていくが、
「……橘さん、そんなにやけてどうかした?」
相手が食事に触れていないのをぼやけた視界で確認すると眼鏡が無いからと目を細めて相手の表情を確認するとそう声を掛ける。
とは問い掛けつつも本人はそれほど気にせず、こちらは意地悪な笑みを浮かべている。