大人なりきり掲示板

Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.57 )
日時: 2019/02/10 00:54
名前: さり (ID: RnkmdEze)

>>55

 彼女がふと、え? と何かに疑問をほんのり抱くように一つの音を部屋に残す。
何か、とは分かっている。
俺が彼女のことを呼び捨てで、つまり橘、と呼んだことについてだろう。
もしかして、嫌だったのだろうか。それとも、恥ずかしかったりするのか。
もしこれだけで嫌われちゃったら、俺どうしようかな、なんて思いながら。

「へ……あ、そうそれ。黄色のスポンジ使って」

 考え事を少しばかりしていたら間抜けな声が出てしまった。
それから彼女の問いにはしっかりと答えるも、食器洗わせちゃった、なんて思う。
彼女が食器を洗ってくれてる間に先ずはお礼を述べなければ、
それから話さないと空気が乱れるな。なんて。
椅子から立ち上がると流しの見える位置に動くと

「ごめん、ご飯作らせて食器洗いまでさせちゃって。でもありがと」

 それから付け加えるように、橘って呼んでも良い? と問い掛ける。


>>56
*やった。キャラが完成したらその時には伺わせてもらいます。
もしかしたら名前を変えてるかもしれませんが。


 小さく、ぁと漏らすと彼女。
暫く考えていたが、返された言葉に少し驚く。瞬きを2回した。
もう少し話したい、なんて思ってくれてるんだ。
それを知っただけでも今日は幸せなのだが。
あまり悩んでいると彼女を心配させてしまうだろう、というより
結論は元から出ていたから返答するまでに時間はそこまで掛からなかった。

「ううん、迷惑なんかじゃないよ。むしろ話したいなんて思ってくれて、嬉しい」

 実際にこのお誘いを迷惑だなんて微塵も思っていないのだが、
彼女に少しでも心配かけまいと微笑んでみて。
 どうやら今宵のケーキはとても程よい甘さに感じられるのではないだろうか。