大人なりきり掲示板
- Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.66 )
- 日時: 2019/02/13 21:35
- 名前: くるり (ID: v7ss4m1u)
>>63
可愛いという単語が鼓膜を震わせたが、このまま話していてはいつまでたっても、お世話になり続けてしまう気がして。
敢えて返事はしなかったものの、頬をほんのり紅色に染めてヒンヤリと冷たいドアノブを回してそっとドアを開ける。
暖かい室内にいたせいか、外の冷気がすぅと頬を掠めて、ブルッと体を震わせて、一歩踏み出す。
そのままドアを閉めると、隣にある自分の部屋のドアの鍵穴に鍵を差し込み回すとカチャリと音を立ててドアが開く。
部屋に入ると、いつも通りなのに何故かとても虚しい気持ちになる。
「楽しかったな……」
制服だった事に気付き、着替えをしながらそんな事を思っていると、カサリとドアの方から音がした。
慌てて、ポストを開けて中を確認すると、明日の夕食も作って欲しいという旨の隣人からの手紙が入っていた。
隣人、つまり谷口さんから。
なんとも言えない気持ちになって、鼻歌を歌いながらお風呂に入り、お返事書こう、と思い立てば、急いで便箋に「如何にも女子高生」というまる字で返事を書く。
「もちろん、私で良ければいつでもつくります。明日はバイトが終わったら、お邪魔させていただいて宜しいですか?5時には終わりますので。」
返事を書き終わると、そっと隣のドアにある郵便受けに差し込むように入れてベッドに潜り込む。
---明日が楽しみで寝らんないよ。
などと浮かれながらも、すぐにスゥスゥと小さな寝息を立てて眠りに落ちていくのだった。
*それは良かったです。返信頑張りますね!ロル長くなりすみません。
PR