大人なりきり掲示板

Re: 語るべきは愛と冬が云う ( No.70 )
日時: 2019/02/15 01:20
名前: さり (ID: a5L6A/6d)

>>65
*返信が遅れました。誤解させてしまったのなら、謝ります。


 耳に残る言葉にただうん、と嬉しさを浮かべた顔を向けることしか出来なかった。
ドアからひょっこりと顔を出してそんな言葉を言われたらうん、以外に何か言える訳がない。
それと、めっちゃ可愛かった。待たされて、良かったのかもしれない。
とはいえ、何で暇を潰そうか。自宅に戻り、しばし考えていたが、
帰宅してからそのままのスーツは堅苦しいな、と思い程々の私服に着替える。
まぁ、これでいっか。と眼鏡を外したぼやけた視界で適当に服を取る。
黒のパーカー付きスウェットに紺のアンクルパンツ、色味がないと友人でもある同僚に言われたことを思い出す。
服なんて基本着れたら良い、なんて人前で言ったら直ぐ様に否定されるであろう。
それから再び眼鏡を掛けると、彼女を待つ。


>>68
*そうですね。

 チャイムが鳴った。来たのか、と期待を寄せながらドアスコープを覗くと制服姿の橘が見える。
念の為にと掛けてあったドアチェーンを鳴らしながら外し、カチリと鍵を捻る。
それからドアも開き、橘の姿を確認してから、入って、と声かける。


>>69
*それでは、宜しくお願いします。


 彼女の手にはヘアピンが握られていた。動揺しながらも今のその発言を反芻して理解しようとする。
一日泊まらせて、と言った筈だ。気のせいでなければ、聞き間違いでなければ。
もしや、隣人とは目の前の女子高生だったのか。その女子高生がそんなことを言ったのか。

「え、待って。今、一日泊めさせて、って君が言ったんだよね」

 鸚鵡返し。わかっていたつもり、だったが出てきた言葉はそれを否定する発言。
どうやら頭は確実に衰えているらしい。それか、耳がおかしいのか、会話の聞き取りも困難になってきたら教師なんてやってやらないぞ。