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>>22
バイトリーダ様
【いやいや、バイトリーダ様には敵いませんよ。言葉が巧みでキイチにはとても思い付きませんし......此方こそありがとうございますねっ！】

　カズキが、俺の言葉に対して意外そうで驚いたような顔をしているのを見て、何か変な事でも言っただろうか？　と内心思い、自分の言葉を思い返すも見当もつかずに首を僅かに傾げてしまったが、どうやら杞憂だった上に聞き返すカズキに

煌太「いや、駄目なら口にしてない。　..、...あーもう良いから、行くぞ」

　聞き返すのは確認だと頭では理解しているものの改めて聞かれるともう一度さっきの言葉をなんて云いたくはない。

　しかし、冗談で云った訳でもない為かやや深めに頷いてから口を開いてはっきりと最初の方を言い、カズキの呟きは言葉は聞き取れなかったが何やら感心されているような声音だったので、この話は終わりで良いだろ。と云うような口振りでやや急くように言えば、先導するかのように歩き始める。