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>>31
【ありがとうございます！ひぃい、とんでもないです、私にとってはキイチ様の方が凄いと憧れております。
こちらこそありがとうございます！】

きっと真っ白になると言われ、真っ白になる…と思わずつられて言い、こくりと固唾を飲む。
同時に、それってヤバいんじゃ……、でもあし◯のジョーっぽくてちょっとカッコいいのかも知れないと色々考えながら早く何か言わないとと思い口を開く。
｢……お手柔らかに…オネガイシマス｣
口を衝いて出た言葉を徐々に理解する。少し青ざめるが腹をくくると言い切る。
聞くと言われて意識が逸れ、俺も自分だけじゃなく煌太の話聞きたいし…とぼんやり呟く。
｢そうだね、早くしないとすぐ夜になる｣
と、そう言う。
自転車を漕ぎながら、ふと、孤独を忘れている自分に気付く。漕いでいると不思議に沢山考えてしまうと、少し苦笑を溢す。
人と関わる度に、飢えるように孤独を感じるのに。と思いながら、暫く相手の背中を見ていると、何故かふとおばあちゃんを思い出す。煌太は人を思いやる人だからなぁ、おばあちゃんも日だまりみたいに優しかったから…安心してしまうのか。とひとり納得する。
しんみりとしつつも、心の底がじんわりとぽかぽかした気分になり、そのままだらしない笑い声を溢す。