茜空様「わかった。はい、あーん」 圭次郎はそれをきき卵焼きを掴んで口許に持っていく。今度は彼も恥じらいはなく、食べさせてあげる。蜃気楼様「特に何って訳じゃねーけどよ……お前、一人でいて大丈夫なのかよ」 サンキュ、と軽く礼を言ってコップを受け取り一口飲む。実験室に標的の女が一人、こんな状況は他の人たちにとって好都合すぎる。巽は心配半分、疑問半分で尋ねた。