茜空様 了解です!「やっぱり屋上は空いてて良いね」 昼休み、圭次郎は実鈴を誘って屋上に来ていた。屋上は中央を空けてコンクリートが敷かれており中央には人工芝が少しと、その上にベンチが設置されている。 圭次郎は人工芝まで足を進めるとベンチに腰を下ろした。夏に入り始めでまだ暑さはマシな方だろうか、少し涼しい風が二人の頬を撫ぜた。白い雲が上手く太陽を隠し地面に陰を与えていた。