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「ふおぉ……美味そう」
出来上がったオムライスに思わずお腹が鳴った。昼間からオムライスとはなかなかヘビーかもしれないが、そんなことは関係ない。美味しそうなんだから、何もかもどうでもいい。

「食べましょう、早く食べましょう」
戸棚からスプーンを取り出して、ダイニングテーブルの方へ向かった。

＿＿＿


「おうどんですか、いいですね！」
お気になさらずと言った側から気を使われた…そしてあっさり乗っちゃった……
弱過ぎる自分の意志に少し落ち込むけれど、頭の中は直ぐにおうどんの事でいっぱいになる。沸き立つ湯気に、香り高い出汁。今日は気温が低くて寒かったし、丁度いいかもしれない。