大人なりきり掲示板

Re: 【BL】お好きな彼をどうぞ【募集中】 ( No.94 )
日時: 2019/02/20 21:49
名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)

>>92

「ぅ、ぐ...嗚呼もう!!馬鹿立花...!」

言い返せないというか言い返すと何倍になって返ってくるかわからないので小さく悪態をつくだけでやめにする。
大体、可愛いと形容するには無理があること、自分が一番知っている。
むくれながらオムライスを頬張るものだからフグのように膨らんだ頬は未だ赤みを帯びている。

___

声をかければ驚き、起き上がった葛西さんは何だか少し気まずいような恥ずかしいような顔をしていた。やっぱり触れようとしたのはまずかっただろうか。

俯いてしまった葛西さんの側から着信音。どうやら電話が来たようなので出てくださいと手を出してジェスチャーすると電話越しの随分と元気な声がここまで微かに聞こえた。
親しい相手のようで砕けた口調の葛西さんと相手さんの話を性懲りも無く聞いていた。どうやら相手さんは葛西さんを心配しているらしいが呆れたように電話を切られてしまった。
東雲君は大丈夫、ね。信用されていることが嬉しいような手を出さないと思われていることに自嘲してしまうような。
ふっと軽く笑えば、自分から切ったくせに明らかにわなわなとする葛西さんに見兼ねて近づき、ソファーの後ろ、背後へ立って声をかけた。

「掛け直しましょうか、俺が。大丈夫ですよって」



>>93
*私もです。こちらでもよろしくお願いしますね。


俺がメッセージを送ってから数十分後、再び手の中で震えたスマホを開いてそのままにしていたトーク画面を見つめる。
少しキツイのかもしれな言い回し、けれど偽りのない正直な文にほっとする。その実少し不安に思っていた。忙しいのかもしれないけれど直ぐに返事が来ないのはやけに暗いことを言って返しにくいような、変な空気にしてしまったからなのかもしれない、とか呆れられたかもしれない、とか。膝を抱えたまま、片手にスマホを握りしめぼーっとしながら考えていた。
けれど彼の文のにはそういった感じは見受けられない。人の心を汲み取ったりは苦手だからあくまで多分だけど。
ストレートな文は優しさや心配も直で伝わるようでいつも少し戸惑う。
これもきっと心配だから、歯痒い気持ちになりながら返事を打った。
染み付いたこの思考回路のせいで文章に漂う暗い空気は拭えないけれど。

[死ぬならちゃんと部屋で死ぬから、大丈夫。
視野が狭いらしくてぶつかっちゃう。外は少し、怖いね。]