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>>166

「良い子だな、遊ちゃん」

まだその呼び方をしているのか、ちゃん付けをしながら微笑む。
そして、払われても懲りてないのか頭を撫でる。


>>167

慌てて言う彼に苦笑を漏らす。

「ははっ、分かってるよ。じゃ、おあずけだな」

そう言うと冬弥は立ち上がる。
『泊まって欲しい』と言われると「良いよ」と笑みを浮かべながら答える。

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「……好きでは、ない」

モノを抜かれ少し反応するも、再びキスをされると大人しくなる。
陽向は好きじゃないと言っているが、身体は正直で好きだと訴えているようだ。


>>168

「いえ！あの、嬉しいですよ？零さんがここまでしてくれて……」

恥ずかしがりながら風馬は本音を口にした。
謝られても此方は嬉しいので困ってしまう。

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「そうか」

大丈夫、と言う彼に短く返すと鞄から買っておいたペットボトルを開けて喉を潤す。
『痛いのは慣れてる』と言う彼に「それは慣れるもんなのか？」と苦笑いしながら問いかける。


>>169

「俺もいちいち他の生徒と同じように莉斗にくん付けするの、慣れないからな」

莉斗が慣れないと言ったが、翔太も同じだ。
いちいち莉斗くんと呼ぶのは少し面倒だ。
しかし、呼ばなければ女子たちに何か言われそうなので仕方なく付けている。