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>>190

「……？何か言いましたか？」

上目遣いで相手を見上げながら問いかける。

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「だって、何だよ？」

涙目になる絢斗に容赦なく圧をかける。
ここまでしつこく問わなければ、絢斗は言わないから
どんなに泣かれても彼方は引く気はない。


>>191

「そうか。なら、落ち着いたら早く教室戻れよ。……それと、透真を襲った生徒たちに俺が呼んでたって言っといてくれ。無理そうなら直接俺が言いに行くけど」

上記を一気に言うと、冬弥は溜め息を吐く。
彼を襲った生徒たちを懲らしめないと気が済まなかったのだ。

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目を瞑ったが、やはり眠れず兄の寝言を聞いてしまう。
聞いてしまうと何故か陽向の顔は熱くなり、身体中も熱くなっていた。

「……んだよ、マジで」

微笑みながら寝息を立てる彼を見る。
改めて兄に自分への思いを言われ、毒されてしまったのだろうか。
凄く、兄の事を意識してしまう。