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>>193

「そんな反応しながら反抗しても、説得力ないよ？」

クスリと笑いながら遊の様子を見ている。
すると、南は何かを思い付いたように「あ、そうだ」と声を出して遊に提案してみる。

「ねぇ、そのままこの辺を今から散歩しに行かない？きっと楽しいよ」

ある意味ねと悪戯な笑みを浮かべる。


>>194

「そうですか？なら、良い、です……」

風馬はうとうとしてきたが、ここで寝たら失礼だと思い頬をつねった。

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「はぁ？もしかして、またあいつらかよ。懲りねぇな……」

絢斗が言っている事に心当たりがあり、頭を掻きながら舌打ちをする。
彼の言葉を聞き、「まぁ、そうだけど……」と何か納得いかない表情を浮かべる。


>>195

「そうなのか？……それは困ったな……」

彼の返答に頭を悩ませる。
聞いてもきっと相手は名乗り出ないし、周りに聞いても言う人は少ないだろう。
どうしたものか、と腕を組みながら考える。

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「何だ、その顔」

強く抱き締められ、少し胸が高鳴る。
だが、それを誤魔化すように幸せそうに眠っている兄の頬をつねる。