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>>204

「いや、透真は悪くない」

申し訳なさそうに言う彼にきっぱりと上記を言う。
彼は一回気にしたら真面目に考えてしまう性分だ。
だから、あまり気にしないようにと伝えなくては。

「いや、すまないな。別に大丈夫だ。ほら、もう少しで六時間目が始まるぞ。一時間だけ頑張ってこい」

そう言いながら透真の背中を軽く押す。

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「こいつ……本当に寝てんのか？」

寝言が陽向の羞恥心を無駄に煽るような事なので、起きているのかと疑ってしまう。
けれど、ぐっすりと眠っている姿を見ると寝ている事がしっかりと分かる。


>>205

「……」

スースーと気持ち良さそうに風馬は眠りについた。

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「うっ……いや、嫌では、ない……」

上目遣いで見られてしまえば、彼方は断ることは出来ない。
いや、出来るはずがない。
彼方は仕方なく「良いよ」と返事をした。


>>206

「気持ち良さそうにしながら、しかも女装をしながら歩くなんて……変態さんに見られるね？」

面白そうに微笑みながら靴を履き、何処から出したのか遊にぴったりのローファーを出して「履いて」と促す。