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>>320

珈琲を差し出されると「ありがとう」と微笑み、ミルクを入れて喉に流す。
翔太はシュガーは入れないが、ブラックは飲めないためミルクだけを入れるのだ。
彼が夕飯について考えているので、翔太は「簡単な物で良いよ」と言ってみる。

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食事を終えると食器を片付け、テレビの電源を入れる。
テレビから賑やかな音が流れるが、陽向の気持ちは沈んだままだった。
薄々兄に対する気持ちは先程から気付いていたのかもしれない。
まさか兄に彼女というのが出来ていたのなんて想像もしていなかったので、何だか突然兄を取られたように感じてしまった。

「……電話……」

連絡、してみようか。
不意に思い付いた提案に何も躊躇わず、スマホを手に取った。
そして、電話帳の画面に移り『兄』と表示されている部分をタップする。


>>321

「ぁ、ん……や、だ……」

中を掻き回されると異物感から吐き気がしてきた。
けど、零には逆らえない自分がいるので口では「嫌」と言ってみるが
ジッとしている。

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「すっごく、気持ち良かった」

彼方は彼の問いかけに即答で答えた。