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>>523

「あ、ちょっとー。ここ、俺の部屋なんだけど」

少しだけ吐瀉物を吐いてしまった彼に上記を言う。
でも、苦しそうにしている姿が堪らなかったので、南の表情はあまり怒っていない。


>>524

「いいから。すぐ終わるし、お金もちゃんと払うから！」

明らかに怪しい言葉を男は紡ぐ。
男は無理矢理建物内にあるエレベーターに莉斗を乗せる。
すると、不意に男の携帯が鳴って男はそれに気を取られた。
エレベーターの扉もまだ閉まっていないので、逃げるなら今しかないだろう。


>>525

冬弥の足の上に座る彼との距離は、やはり近かった。
それと、先程から透真の尻が足に触れていて理性が崩れそうになる。

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「来んな！」

起き上がり問いかけてくる彼に上記を叫ぶ。
まだ兄は動いていないが、釘を刺しておかないと絶対に近付いてくる。
それだけは避けたかったのだ。


>>526

風馬はどうしたら起きるかを考え始める。
暫く経つと思い付いたように零に近付き、彼の耳元に口を寄せた。

「あんまり寝ていると、僕が襲っちゃいますよ……？」

悪戯な笑みを浮かべながら、小さな声で囁く。
当然、風馬にはそんなつもりはないが、起きてくれるかもと思ったのだ。

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「んっ……ふっ……」

彼方よりか先に舌を絡めてきた絢斗に驚きながらも、彼方も舌を絡めた。