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>>543

「吐き出せない時は無理に吐かない方が良い。水飲めば落ち着くだろ？」

水を喉に流す彼を見ながら上記を言う。
それからは様子を窺うようにジッと彼を見つめた。


>>544

「どうした？何かあったのか？」

涙を流す彼の背中を優しく擦りながら問いかける。


>>545

嬉しそうに微笑まれ、風馬はその表情を見て嬉しくなった。
仕事以外ではこんな笑みを見せるなんて思わなかったので
見れたことに感激するしかなかった。

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「ははっ……めっちゃ不細工だぞー」

涙を溢しながら微笑む彼の両頬を優しく摘まみながら、微笑み返すと
彼方は面白いものを見たというように笑った。


>>546

甘い声が聞こえ、冬弥は彼の様子を窺った。
彼を見ると恥ずかしそうに俯いていたので、冬弥は意地悪をしてみたくなってしまった。
そして、その気持ちから手は動いて再び彼の胸の尖りを掠めた。

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「え……いや、可愛いとか、マジで意味分かんないから……」

再び質問をされても、しっかりとした反応は見せなかった。
兄に対してカッコいいとは嫌でも思ってしまう。この髪型だって、兄に憧れてやったのだから。
けれど、そんな事を言ったらきっとまた調子に乗るので言うのはやめた。