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>>578

「何それー、そんなの浮気じゃん」

遊の言葉に南は不満を溢した。
それと同時に内心では彼には自分の意思というのはないのか、と疑問に思っていた。


>>579

「ん？」

仕事をこなしていると、不意に携帯が鳴った。
こんな時間に誰だと思いながら画面を見ると、英からだった。
英とは特別仲が良いというのではないが一応学生時代の先輩後輩だし、今は自分がスカウトした大事な逸材だ。
そんな存在からの連絡なので、断ることは出来なかった。

「もしもし。どうしたの？」

スケジュールの変更は何もないよ、と溜め息を溢しながら言う。

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「ん？おー」

一人暮らしなのに自分以外の声が聞こえ首を傾げたが、今の智江には正常な判断は出来ないので言われた通り部屋に上がってソファーに腰を下ろした。
そして、何を思ったのかおもむろに服を脱ぎ始める。


>>580

脱衣場に行くともう彼の姿はなかったので、先に風呂に入ったのかと察した。
そして、彼の服が入っている籠とは別の籠に脱いだ自分の服を入れていく。