15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

>>605

「……別に良いけど」

キラキラと輝かしながら見つめてきたと思えば、今度は控えめに誘って不安そうな表情を彼は浮かべた。
その様子に忙しい人だなぁと思うと同時に、その仕草があまり飼い主が構ってくれなくて拗ねている犬を連想させるので藍華は断ることが出来なかった。

---

「……」

彼女の溜め息にも当然気付かず、ぐっすりと気持ち良さそうに眠ったままだ。
時折寝返りを打とうとしているが、ソファーの上のためあまり身体を動かすことが出来ず、ただ身を縮めるだけだ。


>>606

「高梨に良い出会いがありますように……！」

スマホのある決定ボタンをタップすると南はスマホを床に置く。
すると、まるで何かに願掛けするように手を合わせて拝み始める。
それを始めたと同時ぐらいに遊のスマホが通知を知らせた。


>>607

「はぁ……莉斗、悪い子だな。どこからそんな誘い文句、覚えてきたの？」

彼がダメだと言っているのにも関わらず、翔太は耳元で喋り続ける。
翔太にとっての『ダメ』は『もっとして』と言っている感じなのだろう。