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>>656

クチュクチュという二人の舌が絡み合う音が部屋に響く。
二人だけが存在する空間では、当然ながら物音一つない。
ただ、絡み合う音がしているだけだった。


>>657

「ッ……その表情、可愛いよ」

彼の頭を優しく撫でながら「美味しい？」と冗談混じりに言ってみる。
彼が見せた表情に達しそうになったが、まだ果ててしまったら勿体ないと思い
堪えたのだ。

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「……めっちゃ酔ってんじゃん」

如何にも酔っ払いが口にする言葉に、陽向は呆れたように上記を言った。
兄が肩に手を回してくると「勝手に死んどいてくださいー」と言いながら振り払う。


>>658

「甘えてくる……」

自分にはしてこないことを、弟にはしている。
そう考えると風馬の中くだらない嫉妬心が生まれる。
なので、零の言葉はあまり耳に入っていない様子だ。

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「ッ……！」

絢斗が達すると共に、彼方も彼の中に白濁液を吐き出す。
前を刺激していないのに達してしまった彼に微笑みを向ける。

「後ろだけでイッたな」

耳元で色気を含む声を囁く。


>>659

「良かった。ねぇ、何処が気持ちいい？」

俺に教えて？と緩く突き上げながら弱い耳元で囁く。