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>>665

「良い消毒になっただろ？」

口の端から垂れた唾液を袖で拭う彼を見ながら、南は微笑んで上記を口にする。
南は自分は良いことをした、と思っている。


>>666

「あ……！」

ふにゃっと微笑む彼に微笑み返そうとしたが、弟に時間の事を言われ
風馬は時計に目をやると声を上げて勢い良く立ち上がる。

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「そんな事言われたら、優しく出来ないんだけどッ」

此方を煽るような台詞を言われ、彼方は苦笑を浮かべながらも嬉しそうな表情をする。
優しく出来なくなってしまうのは冗談ではない。今にも彼方の理性が崩壊し、乱暴に彼を犯してしまうような感じだった。


>>667

「ッ……立ってるの、辛いよね」

そう言って翔太は「床に膝付いて」と指示をする。
気持ち良さそうに背を反らす姿は、とても可愛らしかった。


>>668

「いや、だって……恋人でもないただの仕事関係者と手を繋ぐなんて、可笑しいでしょ」

此方の反応に彼があまり理解していない様子なので、藍華は隠すことなく説明した。
この男はこうして誰にでもこのような対応をするから、すぐに女性にフラれるのではないかという仮説を立ててみる。
いや、仮説ではないかもしれない。
彼の反応を見たので本当にそうかも、と思い始めたのだ。

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「んぅ……」

渉の言葉に反応するように唸る。
彼女が疑う通り、智江の反応や行動は起きているしか考えられないだろう。
だが、渉が幾ら顔を眺めてもその表情は穏やかに眠っているとしか映らないだろう。
それに、智江の口からは規則正しい寝息も聞こえているのだ。