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>>776

「え？え？高梨？」

何だか悲しそうに離れてしまったので、南は慌てて遊の行動を目で追う。
適当な場所に座り直す姿はまるで、拗ねてしまったかのようだった。
それほど猫扱いされるのが嫌だったのか、と反省すると南はまた彼に近付いた。

「ごめんって、高梨。そんなに拗ねないで」

と言いながら頭を撫でてみる。


>>777

「ふぅ……」

彼の中に熱を吐き出した翔太は一息吐いた。
そして、ゆっくりと名残惜しそうにだがモノを抜いた。
彼の様子も気になったので「大丈夫？」と首を傾げながら問いかけた。


>>778

「でも、零さんは弟さんが好きなんですね」

満更でもない様子の彼に風馬は言ってみた。
美味しそうに食べる様子から、兄弟って良いなぁと思う。

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「何が恥ずかしいの？早く、見せて。お願い」

彼方は引くことなくお願いを続けた。
こうして執拗にお願いしておけば折れてくれると彼方は知っているのだ。