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>>799

「賭け事の内容は簡単だよ。ズバリ、どちらが先に相手を気持ち良くしてイカす事が出来るかってだけさ」

南は彼に賭け事について突っ込まれたので、その条件を口にする。
笑みを浮かべながら軽く言葉を口にしたが、その条件というのはブッ飛んだものだ。
彼が快く承諾するかも分からない。


>>800

「ぁ……行き、ます」

少々冷たい態度を取ってしまったかと不安になったが、すぐに次の話題に移され問われたので風馬は迷わず答えた。
彼に触れられるのは嫌いではなくて寧ろ好きなのだが、触れられるだけで身体が反応してしまうので困ったものだ。
自分の少し焦ってしまっている心を落ち着かせるように、次々とお弁当の中身を口に運んでいく。

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『行く』という答えを聞いた彼方は嬉しそうに控えめにガッツポーズをする。
初デートなのだから、嬉しいと思うのは普通だろう。
彼がうとうとし始めたので、彼方は微笑みながら頭を撫でた。

「いいよ、このまま寝て。俺も眠くなってきたし」

今日は色々あったから此方も疲れているので、このまま二人で寝てしまった方が良いだろう。
そう判断した彼方は「おやすみ」と言った。