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>>871

「……ねぇ、莉斗が好きなのは家族としての俺でしょ？」

普通に答える彼の様子に、すぐ家族としてなんだと察した。
行為中に見せる翔太の本性、意地悪で独占欲が強い自分の事は好きだと彼は思えるだろうか。
それが凄く悲しくて、優しく接している自分に嫉妬してしまう。
自分勝手だなとは思っても、彼に全てを求めてしまうのだ。


>>872

「あ、いえ。大丈夫ですよ」

息を切らしながら駆けてきてくれたのに驚きながらも風馬は笑みを向けた。
彼が歩みを進めれば、それに着いていくように歩き出す。

※家までスキップしますか？

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軽くキスをされた事で身体が固まってしまう。
突然の事で驚いたが、すぐに顔が赤くなる。
彼も恥ずかしそうに走って行ってしまったが、残された方が恥ずかしい。
けど、彼方はそんな絢斗を愛らしく思ってしまう。


>>873

「嫌？本当に？中は嬉しそうに締め付けてくるけど」

口では抵抗を見せるが、やはり中は嬉しそうに締め付けてくる。
それは『もっとして』と言っているのと同じだと解釈し、冬弥は奥を容赦なく突いていく。

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※了解しました。

設定したアラーム音で陽向は目を覚ます。
顔を洗いに行こうと思い、部屋を出ると床に転がっている兄を一見するとどうでもいいと感じながら洗面所へ向かう。