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>>107
開始文ありがとうございます。宜しくお願いします。
此方の返信で何か分からない所((史実に沿った)細かい設定や、方言など)がありましたら遠慮なく聞いて下さい。
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テレビのやることは似たり寄ったりでつまらない。もっと派手にやれば良いのに、どうしてこんなに面白くないのか。そう思いながら腕を組んだ姿勢で暇そうにテレビをボーっとみていれば、彼女の声がかかった。内容を聞くと、油揚げの話らしい。

三狸「んー？　油揚げ、か......っくく、はははっ、お前さん、俺は狐じゃないぜ？」
「んー？」とテレビから目を離して反応すれば、直ぐに思案するような顔付きになって数秒沈黙を紡ぐ。油揚げって、あの薄くて四角いやつだろう。よく狐の好物だと言われてるような食べ物だ。数秒の間に油揚げから狐を連想して小さく吹き出せば、面白さでいつもより緩んでしまう口元を手で押さえながらそんなことを言った。狐と狸はよく比べられるし、冗談で聞いているならよくできている。素の質問だとしても、それはそれで面白い。

三狸「......あー、でも、油揚げは美味しいけど要らないかな？」
先程よりは落ち着いたのか、緩んだ顔じゃなくいつもの笑みを浮かべた顔になれば付け加えるように言い足す。油揚げが余る料理かぁと思考を巡らせるがあまり思い付かなかったのか、ほんのすこし首を傾ければ「ね、何作ったの？」と問いかけて

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死んでからしばらく放置されてきたのか、激しい死臭だ。馴染みのある臭いだといえ、この臭いは慣れない。そう思いながら顔を顰め、舐めていた棒キャンディをガリッと噛み砕き棒を捨てればマスクで鼻まで覆う。若くして亡くなっているのに葬儀もされないで長らく放置されてきたんだから、よっぽど周りから好かれてなかったのか、馴染めなかったのか。

千年「あ、これ、自分でやってもうてるなぁ......どしよっか」

しゃがみこんで近距離でまじまじと見つめてから死因に気付く。死体の喉元が刃物かなにかに躊躇いがちに切られたようになっていたから恐らく自.殺だろう。確かに自ら命を絶つことも悪いことなのかもしれないが、こういったグレーの者を手に掛けるのは躊躇う。死体をさらうにも、悪人しかさらわないから尚更だ。だが一度さらってきたものを返しにいくのは面倒な為、仕方なくといった様子で死体に触れればはっきりとしないぼやぼやした黒っぽい塊を吸収するように取り出し始める。警戒している様子もなく、誰かが見ているとは思っていないらしい。