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何だ、唯着いて行きたかったのか。深く考えた自分が少し恥ずかしいが、彼の言った事が本当に正直な事だと云うのはまだ疑わしい。何処か裏があるのか、とも思ったが、大いに疲れた脳はこれ以上働きたくないと細かい思考回路を停止させる。残った大部分の思考回路は唯休みたいと思うばかりで、部屋へ向かう足を止めない

「此処が私の部屋だ。入りたければ入れ、好きにしろ」

もう自分自身にキツイと突っ込んでられない。ガチャリとドアノブの金属部分の音を聞きながら入れば、其処は植物と機械、そして武器が置かれた粗末な部屋だ。緑色のツタは壁を伝い、ランプの様に花を咲かせている。機械は武器の刃を整える為の研磨機で、その側には切削工具が転がっている。武器は未だ作りかけの様で、机の真ん中に大事そうに布を敷かれぽつんと佇んでいた