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ひやりとした外気に、つい小さな鼻から抜ける様な声が出てしまう。口角を上げて意地が悪い笑みを浮かべる目の前の男は、紛れもなく悪魔であることが分かる。あぁ、この男にどうされてしまうんだろうか。惨たらしく、痛みだけの仕打ちをするのだろうか。手始めに男は胸辺りに手を這わせた。彼の指が胸の飾りを掠めるが、性のせの字も知らないエーミャは一度もそこを触られた事がない故に、女が感じる様な快感は無かった。だが、どうにもくすぐったいと感じる

「ん、…」

先程とは違う声色の声が漏れる。と言っても、快感はない為女の様な色は無かった