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>>146
お気遣いいただき、ありがとうございます。

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彼女が何も答えず黙りこくるのを見て、何か地雷でも踏んだだろうかと少し不安に思う。が、このタイミングで答えにくいなら言わなくて良いよ、と気を遣うのもどうだろう。地雷を踏むどころか踏み抜く勢いじゃないだろうか。それは不味い、恐らくだが大変不味い。彼女を怒らせたらどうなるか分からないし。......あ、それとも、何を作ったか問題にしてやろうと思ってるのだろうか。なんだ、そうならそうと言えば良いのに。全く愛いやつである。

三狸「......まさか、俺に問題を出す気かい？　『何を作ったでしょーう』って感じで！　彩乃ちゃんは面白いなぁ」

己のミスだと恥ずかしがっている相手に対して的外れな解釈をすれば、一人で勝手にウンウンと納得をしながら楽しそうな声色でそう述べて問いかける。珍しく開眼して相手を見ているが目を細めている為分かりにくい。ちなみに『』の部分は倉凪の声を意識して真似てみた。三狸の声真似が下手なのか全く似てなどいなかったし端から見たらふざけたおじさんみたいになったが。

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誰かが近づいてきていることに気づかないほど集中していたのだろう。声を掛けられれば驚いたように僅かに肩をびくりと跳ねさせた。予想していなかった展開だ。死体から吸いとっていた黒い塊を片手サイズに収めつつ懐に隠すように入れれば、声のした方へ顔を向け見上げた。黒い塊は簡単に言えば悪い行いが一目で分かるように実体化させたようなものだ。

千年「んー......キミから見たら死体漁り、やろなぁ」

視界の端で相手が一歩下がったのを見てクスリと笑いながらも、相手のことをもしかして人間か、と思いながら立ち上がる。相手の問いかけに、考えるように視線を相手から逸らせばフッと笑うように目を細めながらそう曖昧気味に答える。黒い塊を入れた懐とは別の懐から棒キャンディを取り出せば包みを剥がして