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>>309
※お久しぶりです！


黙々と味を付けた油揚げに酢飯を詰め込んでいると、彼が慌てたように声をかけてきた。
彩乃はその様子に首を傾げる。その後に『合ってる？』と聞かれたのでそこで漸く問題を出していたのだという事を思い出した。

「うん、正解。さすが三狸さん」

本当は自身の失敗のためにした事だが、楽しんでくれたのなら良かったと思う。
彩乃は適当にだが、期待しているような姿の彼を褒めた。

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「え……あ、はい。散歩です」

彼女に問いかけられ、優樹は少し躊躇ったが頷きながら答えた。
どうして彼女は散歩なのかと尋ねたのだろう、と呑気に思考を巡らせる。
すると、ふと自分が何も持っていない事に気付いたので、だから彼女はそう尋ねたのかと一人で納得していた。

「……貴方は、死体漁りだけですか？」

これから何処かへ行く予定はあるのか、その死体をどうするのか。
此方としても聞きたいことは山ほどある。
けど、最初からストレートに聞くのは失礼だと思ったため、敢えて遠回しに言ってみた。